クリニック通信Clinic Letter

8月の診療室だより

睡眠時無呼吸症候群は最近のホットな話題のひとつですが、Tさんも無呼吸に伴う集中力欠如に悩まされていました。検査の結果はまぎれもなく睡眠時無呼吸症 候群(SAS)でした。CPAP(シーパップ)による治療を開始して1か月目になり、Tさんのその間の経過がわかりました。幸いなことに装置の設定が適格 だったようで、2~3日で良質の睡眠がとれるようになり、目覚めも良好、スッキリした日常を送れるようになっていました。更にTさんが話してくれたのは、 長年の悩みであった両腕、腹の頑固な湿疹が消えたというのです。何がどうなってこうなったのか本人共々わかりませんが、TさんにとってCPAPは長年の悩 みを一挙に解決する治療法となった訳です。SASの問題は多彩な病態に関係しているのかもしれません。

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