クリニック通信Clinic Letter

9月の診療室だより

昔からトマトの赤くなる頃は病気になる人が少ないと言われるが、昨今はどうもそうではないらしい。 新型インフルエンザも猛威をふるっているというし、何とトマトそのものにアレルギーが増えているという。
 食物に対するアレルギーは増加の一途と言われますが、当院を受診される患者さんにも見受けることが多くなりました。 多くの場合若い人が多く、会社の健 診で肝機能障害を指摘されたが、どこに行っても、隠れて酒でも呑んでるんじゃないかと疑われたり、運動不足ですよと片づけられるようです。 食物アレル ギーは、食べると下痢をしたり、発疹が出たり、又は口唇が腫れたりの分かりやすいものから、当初余り症状がないことも多くあり、まさか自分がこんな食材で アレルギーを起こしていたなんて?!と、驚かれることが多いようです。 肝機能障害もその症状の一つですが自覚的には何にも感じない方も多く、該当する食 材を慎重に控えることで、肝機能は改善します。
 環境の悪化がその根底にあるのか単に個人的問題かいろいろ原因としてあげられては居ても、それでなくてもストレスの多い現代人に、更にストレスが加わりつつあるのは、事実の様です。

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